ある日突然、自死遺族になって。

2016年10月に息子を自死で亡くしました。過労自死でした。

友達が来てくれる。

今日、息子の高校時代からの友人が、我が家にお線香を上げに訪ねてきてくれた。


唯一、私が息子の訃報を知らせた友人だ。

その子は、お参りが今になって遅れたことを詫びてくれたが、そんなことは気にならない。


内気で友人の少なかった息子が、唯一社会人になってからも親しくしてくれていた。


帰省すると必ず二人で食事に行ったが、最後の食事会になってしまったのは、息子が亡くなる1ヶ月前だった。


大分のとり天発祥の店と言われている場所で、ひたすらとり天を食べまくったらしい。


その時も、特に変わった様子はなかったと言っていた。


次のお正月に会う約束をして別れたらしい。


友人は真面目で誠実なのが見てとれる好青年だった。息子といるときは、お互いに口数は少なかったけど不思議と一緒にいるだけで落ち着ける間柄だと話してくれた。


二人で遊びに行ってくると言っても、「何処に行ってきたの?」の問いに「神社・寺・山・灯台・海・・・」の地味~なラインナップ。でも、きっといい関係だったんだなぁ。

何だかほのぼのとして、羨ましい!💫


正直、まだ息子の死がピンとこないと言って、泣きながらお線香をあげてくれた。


息子の喜んでる姿が目に浮かぶようだった。


「時々お線香上げに来ていいですか?」と言ってくれた。「いつでも、どうぞ。息子も喜ぶから」と見送って別れた。


この真面目な優しい青年には、息子の分も幸せに末永く平穏な人生を送ってほしいと心から願った。


今日は本当にありがとう。

よければ、また顔を見せに来てやってね。


息子が亡くなってから、悲しみを引きずってばかりの毎日だけど、今日だけは、爽やかな一幅の風が吹き抜けていったような、少しだけ明るい気持ちになれた日だった。


○○くん、またいつかよってね。

うちの○ちゃんもきっと待ってるからね!!