ある日突然、自死遺族になって。

2016年10月に息子を自死で亡くしました。過労自死でした。

息子の帰る場所

亡くなったと知らされた息子を迎えにいったのは、警察署の霊安室だった。


まず鑑識の方から遺体の状況について説明があり、まず事件性は無いだろうという所見だったようだ。


その説明の間に、遺体を用意しているようだった。縊死だったから、変色したり、むくんだりして人相が変わっていたら?とか無用に心配したが、死に顔は眠ったように安らかできれいなままの顔だった。


つい一月前に元気に帰省したわが子が、こんなことになるなんて信じられない。


しかも遺体の保安庫は、冷蔵庫なので、氷のように冷たいのが、余計に涙を誘う。


実家が九州であまりに遠いので、遺体のまま送るのはあまりお勧めできないと、現地での火葬を勧めてくれたが、なんとしてもこの遺体のまま、生まれ育った実家に連れて帰って、ふわふわの新しい布団に寝かせてやりたかった。


実家に帰ったら、通常は納棺したまま置いておくそうだが、私は葬儀やさんに無理を言って、棺から出して用意している普通に布団に寝かせて羽布団をそっとかけた。


生まれ育って、おじいちゃんやおばあちゃんに可愛がられ、大きく育った家だ。


私たちの知らない、あの子だけの秘密が眠っているかもしれない家だ。


私と兄と亡くなった息子と三人で川の字になってずっと寝ていた部屋だ。


可愛がっていた孫が順番ちがいで急にやってきたから、さぞかし驚いているだろう。

でも以前のように可愛がってあげてほしい。


大学・就職とひとり暮らしが続いたから、これからは、ちょこっとうるさいけど常に家族に囲まれた生活で、寂しくない穏やかな暮らしができることを願っています。


次にそちらの世界に逝くのは、おかあさんだとおもうので、それまで待っててね。


厳しかった現世よりも楽しい世界でありますように!😊💝💝🎉