ある日突然、自死遺族になって。

2016年10月に息子を自死で亡くしました。

Wordの中で・・・

PCのWordの調子が悪かったので


業者さんに見に来てもらった。


すごく古いものだけど


亡くなった息子が
大学の時から使っていた形見だから
使える限りは使ってやりたい。





Wordの中に残っている文書は


最近は、労災関係のものばかりだ。



その中に、大学でずっと
お世話になっていた教授宛てに


息子が亡くなった報告と
これ迄の御礼を
したためたものがあった。



「先生には、本当に多くのことを
ご教授いただきましたが
全てを活かせることができないまま
ひとりで逝ってしまいました。



東京での新しい生活に
希望で胸を膨らませていたのが


つい先日のことのように
思い出されます。」と、書いてあった。




自分で書いた文章なのに、
全文を読み返していたら
抑えていた
涙のダムが決壊してしまった。



どうして息子が
こんな目に遭ってしまったのだろう?



大学のときも、
親に学資を出してもらってることに
いつも感謝してくれてた。


親としては、当然のことなのに
ほとんど遊ぶこともなく
ひたすら勉学に打ち込んでいた。


そんな純粋培養の息子が
いきなり社会に・・・
しかも東京に出ていった。


最初のうちは、東京での生活が
楽しいと言っていた。



東京に住み始めて、すぐに
当時、まだ建造中だった
スカイツリーの写真を
メールで送ってきた。


ただの写真だけど
この時点のワクワク感が伝わってきた。


今となっては、
私の宝物のひとつだ。



なのに、
どうして、こんなことになったのか?



ただ、息子は
会社の役に立ちたいと
上司の無理難題にも応えようと
命を削ってまで
精一杯頑張ってきただけなのに・・・・



利益の追及しか考えない会社と



体力的にも精神的にも
人を追い詰めると、
どうなってしまうのか・・・


想像力も思いやりも
全く持ち合わせのない
無能な上層部や上司、先輩、同僚。




真面目で優しく、
責任感の強い人間ほど


犠牲者になってしまう不条理さ。




少子化が問題と言いながら



毎日、有能な若い命が
次々と使い捨てにされているのに


実効性のある具体的な対策を
なにも立てない口だけの国家。



命が失われた後では
本当にどうにもならないことを


政治家や役人も
自分の家族で体験するまでは
本当に気がつかないんだろうな・・・


私だって、そうだったから。




大切な子供が
自分より先に逝ってしまうような
悲しい思いをする親は、
私たちだけで、終わりにしてほしい。




なんて、きれいごとを書いてるけど、



本心は、生き返ってくれるなら


私の息子だけでもいい・・・と
思っている。


最低だな・・・私って!